富山市にて屋根葺き直し工事をさせていただきました。
　築60年。瓦は、古い瓦を使用したとの事でしたので、戦前の瓦です。現地調査時に、まだまだ使えると判断しましたので、もう30年頑張ってもらうことになりました。(^^)　今のJIS規格の瓦では、まず無理ですね。^^;
　こんな屋根材は、瓦しかありません。
見た目は悪いですが、気合が入った瓦でした。まだまだ良い仕事をしてくれそうです。

施工前の下地の状態
　こちらではトントン葺きと言います。　手割の厚いもので施工してありますので、雨漏りは一切していなかったそうです。　自分は、このトントン葺きが最強の下葺きだと思っています。現在、コストと職人さん不在の為、新築では施工不可能です。

大棟解体前
　木の皮や薄い木を使用して大棟を積んであります。完全乾式工法です。土やセメントは一切使用してません。
　何度も言いますが、60年間メンテナンスフリーです。

下地施工　
　薄いベニヤ板⇒東和ルーフ（樹脂シート）⇒瓦桟木

平瓦施工　
　銅線止め工法　
　詳しい画像がありませんので、^^;
　詳しくはこちら⇒唯一富山県で瓦を焼いているところです。
完成画像
　葺き直しですので、あんまり見た目は変わりません。変わらないことにこだわっていきたいです。

ありがとうございました。